この度、東京神田に鎮座いたします「江戸総鎮守 神田明神」様ご協力のもと、実際に使われていた御朱印を引き上げて、耐油性ラバーの耐久性・対摩耗性を調査・分析しました

当店にて謹製した神田明神様の御朱印 |
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御朱印製作納入年月:令和元年(2019年)8月(5体御納め)
御朱印押印開始年月:令和2年(2020年)1月
御朱印押印終了年月:令和5年(2024年)8月(5体中2体引き上げ、3体現存)

御朱印押印回数:約3,500〜4,000回/月(最大値:5,500回/月)
御朱印使用期間:約4年7ヶ月(約55ヶ月)

総押印回数(最小値):3,500回/月×55ヶ月=192,500回
1体平均押印回数:38,500回(192,500回/5体)
(内3体は現在も継続使用中で問題無く押印出来る(2025年5月現在)) |
印面の耐久性・耐磨耗性を調査・分析 |
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見出し部分に朱肉の油が滲みているが押印に問題はない
印面と持ち手の接着部に朱肉の油が滲み込み若干の印面曲がりがあるが接着力に問題はない
朱肉を使用しているが、印面の融解などは見られない
印面部分(枠・文字)に若干の磨耗が見られたが押印に問題はない |
調査・分析の検証結果 |
約4年7ヶ月約40,000回押印しても 大きな摩耗や耐久性に劣る事象が認められないため 御朱印業務に問題や支障はありませんでした

また、現状のまま使用を続けても、まだ30,000〜40,000回(予測値)程度は押印できるとの判断になりました(押印回数を保障するものではありません)

こちら御朱印は清掃・クリーニングを行い神田明神様にご返却予定です
(こちらの調査結果は2025年5月現在のものです)
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御朱印専門店「吉報堂」では耐摩耗性に優れた朱肉に解けない
耐油性ラバーを使用しています |
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御朱印専門店「吉報堂」では、通常の赤ゴム(オレンジ色)の約2.5倍耐久性があると言われている耐油性ラバー(NBR・ニトリルゴム)で製作するため朱肉の油分にも融けません。
また、有害物質であるフタル酸ビス(DEHP)が含まれていない「RoHS指令」に準拠したラバーで人・地球・環境にやさしく対応しています。 |
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